そもそも「集中力」の定義とは?

そもそも「集中力」の定義とは?

授業中にちょっとぼーっとしていると、「集中しなさい!」なんて先生に叱られたりするものです。そこで「さあ集中しよう!」となるわけですが、なにをどうすれば集中なのかって実はよくわかってなかったりしませんか?学生ならテストとか部活の試合とか、社会人なら就職面接とか大事なプレゼンとか、自然と集中する機会はあるかと思います。人によっては、集中したいときに集中できるコツをつかんでいるかもしれません。そこでちょっと考えてみたいのが、「集中力」ってなに?という部分ですよね。誰でもなにかしらの集中はしたことがあるはずなので、「意識を一点に集中させて…」と感覚的には説明できますが、どうしても「集中」という言葉を使って説明したくなりますよね。そこで、集中力について少し掘り下げて考えてみたいと思います!

集中には定義がない

驚くべきことに、「集中」という言葉には定義がないんです。心理学や精神医学の分野あたりでなにかしらの定義があっても良さそうな感じがするので、これは少し意外な部分ですよね。
では、集中という言葉を「注意」という言葉に置き換えて考えてみましょう。精神医学の分野には「不注意・注意欠如・多動性」に関する障害についての定義があります。不注意は集中力の欠如から起こる問題でもあるので、集中という言葉の本質を発見するひとつのヒントになるかもしれませんね。丸善株式会社発行の心理学辞典によると、注意とは「特定の刺激、感覚、アイデア、思考、活動に対する持続的集中のこと」などと定義されています。平凡社発行の心理学辞典によると、注意とは「1つに意識の焦点を合わせそれを明瞭にとらえること」などと定義されています。こうして「注意」に注目してみると、注意と集中という言葉には近い意味がありそうだなということはわかりますよね。でも、これだけでは集中とはなにかの答えにはなりません。そもそも定義がない言葉なので、掘り下げようと思ったら脳科学の世界まで到達してしまう深い話になってしまいます。

集中力をどう定義する?

では、結局のところ集中力ってなんなのでしょうか。ここまで考えてきたことをヒントに定義するとしたら、「注意する力」と表現できるかもしれません。例えば、テストで100点をとることを目指しているとしましょう。テスト中はテスト以外のことは一切考えず目の前の問題のことだけを考えるよう注意しますよね。この場面をひとことで説明するとしたら、「集中している」ということになります。
集中力は、意識を向けるべきなにかが目の前にあるときに発揮される力です。その力が自然と持続するときもあれば、かなり努力して持続させなければならないときもあります。どこまでいってもなんとなく雲をつかむような話ですが、それでも「集中」という言葉ひとつで感覚をイメージできてしまうのだから不思議ですね!

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